平家物語の女たち―大力・尼・白拍子 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (1998年10月1日発売)
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本棚登録 : 30
感想 : 2
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平家物語に出てくる女性の話だけど、その当人の話と言うよりは、どんな時代背景でどんな伝説や伝承、記録があり、それがこういうキャラクターや物語を作っていったのよ…と言う解説。なので本のタイトルと中身に相違はないのだが「思ってたんと違う」感も否めない。その章のタイトルになっている女性の出番が少ないような印象もあるし、そこから話題や時間が縦横に広がりすぎて(軸はぶれませんが)実像が見えにくくなってしまい、やはり「平家物語の女たち」と言うタイトルに「思ってたんと違う」。章の終わりに原文を入れてくれたりそうでなかったり統一されておらず、小督の章こそ原文を入れるべきだったと思うし、ページの関係等の事情であるなら最終章の「例外」である経正軸の男色話はいらなかったのではないかなぁ…と思わざるを得ない気が。しかし各地に残る〇〇の伝承とか言い伝え等…全部拾ってたらキリがないなくらいたくさんあるのだなぁと実感しました。過去に読んだ別の本で「〇は△じゃない、を証明するのは難しい」てのがよくわかる気がしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 平家物語関連
感想投稿日 : 2015年9月17日
読了日 : 2015年9月17日
本棚登録日 : 2015年9月17日

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