女嫌いの平家物語 (ちくま文庫)

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本棚登録 : 45
レビュー : 5
著者 :
bunchoko02さん 平家物語関連   読み終わった 

読み終わったらものすごくスッキリしました。平家物語を読んでいて感じた「現代と感覚が違うとは言えこれはいいのか」と言う女性の立ち位置、描かれ方、男性の…こういうとアレですが身勝手さ、そういったモヤモヤが何となく晴れた気がします。「おわりに」の章が、平家物語に感じていたモヤモヤについて、全て言いたいこと言ってくれていた気がして…もしこの本を読むのが途中で辛くなった方は、最後の「おわりに」を読むだけでも十分…得られるものはあるかと。「平家物語の作り手は女が嫌い」にもものすごく説得力がありました(笑)。それにしても巴御前の江戸時代の扱いは酷いし、横笛と袈裟御前の立場も見るに耐えない、そして色んな「母親」の毒さと言ったら…現代の感覚で考えてはいけないとは思いつつも、彼女達の本音を聞きたい気がします…何か、ねぇ。二位の尼については永井路子著「波のかたみ」や吉屋信子著「女人平家」のイメージが(共に小説ですが)強かったので、コレを読んで「ああそういえばこういう箇所あったわこの人、結構…酷いな!」なんて思い出しました(笑)。「平家物語は○○(人名)が嫌い」と言う表現も、私の中の平家物語についてひとつの答えを出してくれたと言うか…発見が多い本でした。全部に賛同できたわけじゃないけど、読んでいてすごく良かった。

レビュー投稿日
2015年5月13日
読了日
2015年5月13日
本棚登録日
2015年5月13日
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