心のなかの冷たい何か (創元推理文庫)

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本棚登録 : 279
レビュー : 44
著者 :
bundokimodokiさん    読み終わった 

「わたし」こと若竹七海の毒に当てられ、暴走気味の探偵行に若干引きつつも、その辺のイタさをまたしも逆手にとっていて感心することしきりである。そうはいっても奇策を弄して読者を煙に巻くというんではなく、その根っこには直球勝負を望んでいる作家像が見え隠れする。「わたし」の友人で、ロマンス作家でもあるラビのこんな台詞に若竹七海の作家魂をみた気がする。「でも映画や小説や音楽やそんなもののなかからストーリーや状況を使いながらも、もっとなにか本当のことを下敷きにして話ってのは作られていくもんさ」。

レビュー投稿日
2018年10月15日
読了日
2012年1月4日
本棚登録日
2018年10月9日
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