ザ・エンタメ小説は読みやすくおもしろく、後半の展開の速さに引き込まれる。
思い浮かぶ情景は、自分がそこに居るというよりは、テレビや映画の画面を通じて観ているような感覚。
そして、ぴんくとグレー同様、その映像から急に色彩が消えたり、戻ったり。
この演出を小説という文章だけの世界で表現できることが素晴らしい。
そして、いくつもある伏線に早々に気づき回収する中で、最後の本当に大事な一つは、そのときが来るまで分からぬまま(!)というところが気に入っている。(シゲは天才だな)
必ずしも順風満帆ではないところが、それでも前に進もうというところが、魅力的なんだと思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年12月18日
- 読了日 : 2019年12月18日
- 本棚登録日 : 2019年12月18日
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