●最初の一章が済んだあたりから高速読解決定。なので、読み落とした部分はけっこうあると思います。 ●話はとりわけ破綻してる風でもないし、アイデアも大きめだし、別に何が悪いわけでもないんでしょうが、あえて言うならキャラが暗い。(←あっ言った。)
いまどきそんな後ろ向きヒロインてどうなんだ。(←あっまた言った。)
こう言う地異転変+オカルト破滅系大型SFと言えば、柴田よしきの『炎都』を連想するんですが、あれはヒロインがヘルメットかぶって走り回るような話だったような気がする。
おなじく沖縄舞台でむちゃくちゃSFをかました『レキオス』は、超絶エロティカセブンな天才変態科学者オルレンショー博士が亀甲縛りでラ・ペルラに勝つ話だったような気がする。(←その比較に意味があるのか?)
そう言うキャラ達が大活躍する作品にくらべると、どうにもアホウな体質の私は、暗め重めでお笑い度が限りなく0%なキャラ立ちに物足りなさを感じてしまうのでした。
言い方を変えれば、昨今の荒唐無稽な軽い乗りの作品とは一線を画すスケールの大きい重厚な大型SFだと言うことですね。
●伝統的国産大型SF作品。お好みで。
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- 感想投稿日 : 2007年8月19日
- 本棚登録日 : 2007年8月19日
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