それは令和のことでした、 (単行本文芸フィクション)

  • 祥伝社 (2024年4月11日発売)
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本棚登録 : 834
感想 : 89
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爽やかなYAものやハートフルなものを連続して読んでいると、ガツンとした重いものが読みたくなる。

歌野さんはお初で、このタイトルに惹きつけられた。読み進めるだけでイヤな気分になるのに、最後の最後に奈落の底へ突き落とされる話から、明るい希望がほんのちょっと見える話まで、どれも読み応え十分だった。

令和の世ってSNSにヤングケアラー、毒親、LGBTQ、小さな親切が余計なお世話、まさにこの短編集に出てくることばかり。

生きづらい世の中だな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年5月24日
読了日 : 2024年5月24日
本棚登録日 : 2024年5月19日

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