キリスト教とイスラーム・対立から共生へ 神秘思想にみる聖人・悪魔観

  • 晃洋書房 (2024年8月20日発売)
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序 章 キリスト教とイスラームの接点を探る
  1.キリスト教からの視座:対立から対話へ
  2.イスラームからの視座:共通点から対話へ

 第Ⅰ部 神秘思想にみる交流と変容
第1章 ライムンドゥス・ルルスの冒険
     ――中世キリスト教のイスラーム世界宣教――
  は じ め に
  1.生涯:行動の生
  2.『異教徒と三賢者の書』:対話と証明
  3.「宗教間対話」の思想空間
  お わ り に
第2章 ズィクルと「イエスの祈り」
     ――スーフィズムとヘシュカズムとの比較――
  は じ め に
  1.比較対象となるテキスト
  2.比 較 検 討
  お わ り に  
第3章 イスマーイール派のイエス・キリスト論
  は じ め に
  1.イエス論の文脈:イスマーイール派思想
  2.イエスの預言者としての「形成」:預言者に「成る」
  3.イエスの十字架
  4.メシアの到来とイエス
  お わ り に 
第4章 神秘主義がつなぐイスラームと諸宗教
     ――アメリカにおけるスーフィズムの展開から――
  は じ め に
  1.アメリカにおけるスーフィズムの潮流
  2.バワ・ムハイヤッディーン協会
  お わ り に
 第Ⅱ部 預言者・聖人にみる共生への智
第5章 ルーミーの神秘思想にみるキリスト教観
  は じ め に
  1.ルーミーの実践的神秘主義
  2.ルーミーの共生思想
  お わ り に 
第6章 タウヒードと諸宗教の共存
     ――植民地期西アフリカにおけるイスラームとキリスト教の出会い――
  は じ め に
  1.歴史的背景
  2.チェルノ・ボカールの生涯
  3.ムスリムの分裂状況とチェルノ・ボカール
  4.植民地下の宗教状況
  5.「タウヒード」,神の唯一性
  お わ り に 
第7章 イスラームにおけるイエスの弟子たち
     ――十二使徒,ペトロ,パウロの位置付けを巡って――
  は じ め に
  1.ハワーリーユーンと十二使徒
  2.キリスト教の逸脱:十二使徒かパウロか?
  3.クルアーン解釈におけるペトロとパウロ:スンナ派の場合
  4.シーア派におけるペトロの重要性
  お わ り に
第8章 共通の崇敬対象としてのマリア
     ――東方キリスト教とイスラーム――
  は じ め に
  1.共通の源泉
  2.イスラームにおけるマリア
  お わ り に 
第9章 初期シーア派神学におけるファーティマ崇敬理論
  は じ め に
  1.神による選び出し
  2.マリアとファーティマの選び出し
  3.ファーティマとマリアの区別
  お わ り に
 第Ⅲ部 悪魔との精神的闘争
第10章 カースィア(al-Qāṣiʻah)の説教 
     ――悪魔にいかに対処するか――
  カースィアの説教解説
   1.アリーの生涯と「カースィアの説教」
   2.編者ラディーとシーア派における『雄弁の道』の位置づけ
  カースィア(al-Qāṣiʻah)の説教
第11章 イスラームの悪魔観
     ――クルアーンから神秘主義へ――
  1.クルアーンにおける悪魔観:人間,ジン,天使との関係性の考察
  2.悪魔との精神的闘争
第12章 キリスト教の悪魔観
     ――その起源と展開――
  は じ め に
  1.旧約聖書における悪魔
  2.新約聖書における悪魔
  3.教会の思想伝承における悪魔
  4.教会生活における悪魔との闘い
  お わ り に 
第13章 修道者アントニオスの悪魔・悪霊観
  は じ め に
  1.新約聖書の悪魔・悪霊観
  2.古代エジプトの悪魔・悪霊観
  3.『アントニオス伝』に見る悪魔・悪霊観
  お わ り に

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年9月13日
読了日 : 2024年9月13日
本棚登録日 : 2024年9月13日

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