序 章 妖怪学の存在論的前提
1 本書の目的
2 本書の対象
3 概念の超自然的性格
4 学史における存在論的区分
第1部 妖怪と超自然の近代
第1章 超自然概念をめぐる論争
1 自然概念の多様性
2 超自然概念の有効性
3 超自然概念の批判
4 非日常的なものとしての超自然
5 精霊的用法
6 超自然概念の多様性と統一性
第2章 妖怪の超自然
1 従来の妖怪学と超自然概念
2 現代日本における自然と超自然
3 西洋的自然と日本的自然
4 前近代における超越/内在
5 尋常ならざるもの
6 妖怪概念の精霊的用法
第3章 妖怪の近代
1 欧米における「超自然の近代」
2 十九世紀末、超自然概念の導入
3 初期妖怪論における超自然
4 近世幽冥存在論
5 近代幽冥存在論
第2部 妖怪の非近代的概念化
第4章 妖怪の文化
1 自然と文化
2 オキナはクラーケンである
3 「寓言」と「あるもの」
4 水虎は古代ローマの海神である
5 対象の転写は連鎖する
第5章 妖怪の科学
1 俗信に対する一般対称性
2 妖怪の科学的研究
3 俗信と民俗学
4 真空説――その誕生から衰退まで
5 俗信と科学知識の場
第6章 怪奇的自然
1 怪奇概念の展開
2 くねくね
3 関係論的宇宙からの逸脱
終 章 妖怪学の原理
1 怪奇的自然と妖怪の概念
2 妖怪学の新たな原理
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2022.07
- 感想投稿日 : 2022年7月6日
- 読了日 : 2022年7月5日
- 本棚登録日 : 2022年7月5日
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