文豪たちの妙な話 : ミステリーアンソロジー (河出文庫)

制作 : 山前譲 
  • 河出書房新社 (2022年2月5日発売)
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本棚登録 : 185
感想 : 10
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所謂文豪のミステリーっぽい作品のアンソロジー。梶井基次郎のは有名どころだけど、読んだことのない作品やあまり手に取らない作家の作品も結構あり、その辺りアンソロジーを読む醍醐味。
谷崎の『私』は谷崎っぼくない、「私」が端々に出た感じの話。太宰の『日の出前』はミステリーというよりは残酷物で読後に妙な爽快感。正宗白鳥の『人を殺したが…』は話が進むにつれて狂気が加速して行き、正気と狂気が渾然一体となって結末に転がり込む。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年9月22日
読了日 : 2022年9月22日
本棚登録日 : 2022年9月22日

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