丸の内魔法少女ミラクリーナ

  • KADOKAWA (2020年2月29日発売)
3.79
  • (185)
  • (303)
  • (243)
  • (43)
  • (8)
本棚登録 : 2993
感想 : 327
5

まみまぬんでらだった。
この本、凄くまみまぬんでらだった。


友達とある人の悪口を言っていた時、
凄くまみまぬんでらだった。
その時ある人は、1人、
とり残されて凛と咲いていた。

恋愛小説のことが凄く好きな子を見ている時も、
お菓子をたくさん食べた時も、
大好きなぬいぐるみといる時も、
まみまぬんでらだった。
凄く、
まみまぬんでらだった。

ああ、そうだったのか。
今まで感じてきた
この感情は
まみまぬんでらだったんだ

「まみまぬんでら」という言葉が
出てくるまで私は、五十川さん側だった。
「なごむ」では、まだわからなかった。

まみまぬんでら、まみまぬんでら、
 すごくしっくりくる。



この作品は短編集。
そして、上の文は「変容」という話。

他の話が衝撃的すぎて、
題名になっている
「丸の内魔法少女ミラクリーナ」
が日常的というか、普通の話のように感じられた。

「無性教室」という話が好きかな。
この話は、文章だけだからだろうか、
凄く生々しかった。


決して、
友達にすすめれるような作品ではないが
(すすめたけど)
面白かった。


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月27日
読了日 : 2022年2月25日
本棚登録日 : 2022年1月30日

みんなの感想をみる

コメント 1件

たださんのコメント
2022/03/01

みどりのハイソックスの女さん

はじめまして。
いつも楽しみに読ませていただいております。

ネタバレが掛かっているので、コメントを書こうか迷ったのですが、何か、みどりのハイソックスの女さんが、新しい扉を開いていく過程を目の当たりにして、私もすごく新鮮な気持ちにさせられたので、その感謝の思いを書きたくて。

それから、私の、日の当たらなかった過去の感想に、いいねを下さり、ありがとうございます(^-^)

ツイートする