人魚の眠る家

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本棚登録 : 3978
レビュー : 616
著者 :
miyusanさん  未設定  読み終わった 

プールに溺れて脳死となった娘(瑞穂)を在宅介護する話。
考えさせられることが本当に多かった。
①脳死は生か死どちらであるか
今まで考えたことも無かった。私は、脳死=死だと思っている。恐らく脳死が身近ではない故そう思えるのだと思う。しかし、自分の家族が脳死だが、心臓は動いてる状態を見た時、脳死は生あると思ってしまうかもしれない。結局正解は分からなかったが、個々の価値観であり正解は無いと思う。
②娘と母(薫子)
瑞穂が脳死であるということは分かりながら、脳死判定の前に娘の腕が動いたことがキッカケで脳死判定を拒み、在宅介護を選んだ。「狂ってでも守りたいもの」がひしひしと伝わってきた。きっと自分にも子供が出来たらそうなると思う。
③夫婦
播磨夫婦は、別居中で離婚間近の時に娘が事故にあった。その後も夫婦仲が戻ることは無かったが、娘という共通の守りたいもののために協力していく。子供という共通の大事なもののがあるから夫婦は成り立つことも多い。

小佐野さんがおススメ本だけあって、どんより暗い気持ちで終わる。
が、読み終わった後に感慨深い気持ちになる。

レビュー投稿日
2019年6月30日
読了日
2019年6月30日
本棚登録日
2019年6月30日
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