『作家小説』のように作家が関わるミステリ短編集なのかと思いきや、小説のアイデアの源泉を訪ねるエッセイだった。
横溝正史や江戸川乱歩、松本清張など著名作家の縁の地を訪ねたり、燈台や砂丘に行ってみたり、まさに『作家の犯行現場』。
エッセイのあとに、その場所にまつわる作品紹介もあっておもしろかった。
また欲しい本が増えた。
「那須とりっくあーとぴあ」はいつか是非行きたい。
あんなにおもしろそうなところがあるだなんて。心躍る。
ずんと来たのが青木ヶ原樹海の所。
道から2、30メートル離れたくらいで自殺する人が多いんだそうで、それを聞いた著者が
人間は2、30メートルくらいずれたら死を選ぶ、みたいなことを書いてて胸に来た。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2013年12月3日
- 読了日 : 2010年6月13日
- 本棚登録日 : 2013年12月3日
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