この季節に読んでちょうどよかった。
若くて劣等感でいっぱいで上手く生きられないけれど生命力に溢れている主人公と、才能があって大勢の女に注目されながらも思い通りにならないことから逃げている余命短い男の物語。
現代パートがなかったら悲しいだけの一方通行だったかもしれないけど、写真集を開いてくれたことで違う方向に進んでいってよかったと思った。
それと、初めて読んだ作家なのに、情景や食べ物の描写がみずみずしく思い起こされる不思議な感覚があった。
他の作品も読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年7月27日
- 読了日 : 2021年7月27日
- 本棚登録日 : 2021年7月23日
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