殉愛 (もえぎ文庫)

著者 :
  • 学研プラス (2011年11月15日発売)
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本棚登録 : 70
感想 : 9

表題作「殉愛」と「メビウスの環」の中編2作収録。1990年代の作品の再録ということで、BLというよりJuneでした。June時代にはこういう悲劇に終わるお話が多かったですよね。表題作は、既婚者なのに同性の部下にどうしようもなく惹かれてしまう中年会社員の話。もう1作は、惚れられている相手を利用して成り上がろうとする医者が大きなしっぺ返しを受けつつも真の愛に気づく話。結末が気になってページをめくらずにはいられませんでした。悲劇でありながらも、愛を確かに感じられる終わり方が素晴らしかったです。<s>



タイトルと本の裏表紙のあらすじを読んだあたりで
ラブラブ幸せ!なお話ではないのだろうなとは思っておりましたが、
想像以上に報われないお話でした。

性別はどうであれ浮気や不倫にあてはまってしまうので
報われてはいけないものではあるのですが、
基本的にシリアス目であっても最終的にはハッピーエンドな
お話が大半なのでラストが衝撃的でした。

最近ではあまり見ない形のお話でしたが、
表題作はすんなり読む事が出来ました。

同時収録の作品もやはり幸せなお話ではなく、
どちらかといえばBLよりも軽めのサスペンス小説を読んでいる様な、
そんな感じのするお話でした。
最初は状況がつかめなくて、少し読むのに苦労してしまいました。
読解力が欲しい。

ネタばれとなりそうなのであまり深くは書けませんがどちらも死ネタ、
そして奥さんであったり妹さんであったりと、
女性が凄くキーポイントになっている一冊だなと思いました。

特に表題作の攻めの奥さんが凄く良い意味で古風な奥様で
個人的には凄く好きなキャラクターでした。
その分ラストの衝撃も大きかったのですが。

そして表題は最初から最後まで攻め視点で話が進んでいくお話でした。
多分初めて読んだのではないかなと思います。
慣れるまでに多少時間がかかりましたが、凄く新鮮でした。 <t>

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年3月24日
本棚登録日 : 2013年3月24日

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