- ケインとアベル (上) (新潮文庫)
- ジェフリー・アーチャー
- 新潮社 / 1981年5月27日発売
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どうしてもアベルに感情移入してしまう。
子供の頃から衝撃的な生き方。
2022年12月24日
- ハリー・クバート事件 (上) (創元推理文庫)
- ジョエル・ディケール
- 東京創元社 / 2016年11月11日発売
- 本 / 本
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テンポも良く読みやすい。
謎も抜群。
失踪し33年後に白骨化して見つかった少女の闇が見え隠れしてくる。結末が気になる。
気のせいだろうか、自分が海外小説で面白いと言われ読んだ本の多くが少女が汚い大人たちの犠牲になっている話ばかりな気がする…
ミレニアム、ザリガニの鳴くところ、自由研究には向かない殺人など
外国では大きな問題となって永遠テーマなのかもしれない。
とにかく傑作の予感。
2022年10月21日
- 午前三時のルースター (文春文庫)
- 垣根涼介
- 文藝春秋 / 2003年6月10日発売
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まぁまぁ。
細かいところは想像に任せて読みやすい。
ライトな部類。
もうちょと海外の喧騒を暗部をディープに感じたかった。
たびの目的を果たした後もあっさりして、それで終わり?って感じだった。
2022年10月10日
- 虹の谷の五月 (下) (集英社文庫)
- 船戸与一
- 集英社 / 2003年5月20日発売
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酷な話だったな。
こんな10代を過ごせばそうとうタフな男になるのは間違いない。
2022年10月2日
- 虹の谷の五月 (上) (集英社文庫)
- 船戸与一
- 集英社 / 2003年5月20日発売
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わるくない。だけどいまひとつ話の流れに乗れない。
主人公が子どもっていうのに感情移入できないのか?
大人たちの前であまりに無力で、そんなシーンばかり出てきてフラストレーションが溜まる。
理不尽を叩き込まれたら、捻くれるか立派になるかどっちかだな。後者に期待したい。
全体的にどんな話なのかはかりかねてるのが集中できない原因かもしれない。
後半、スカッとさせてくれ。
2022年9月30日
- 正体 (光文社文庫)
- 染井為人
- 光文社 / 2022年1月12日発売
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テンポも悪くない、読みやすい。
指名手配班にしては大胆な行動取りすぎだと思うけど…
死刑囚の逃亡がメインだが、終盤の鏑木の苦悩や無念を晴らす過程をもっとみたかったかも。
でも普通に楽しめる。
2022年9月20日
- ジョーカー・ゲーム ジョーカー・ゲームシリーズ (角川文庫)
- 柳広司
- 角川書店 / 2011年6月23日発売
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もっと重厚なスパイものかと思っていたので、ちょっと拍子抜け。かなりライトな読み物でした。
大枠の設定だけ作ってチャチャッと書いた印象。
細かい情景描写も少なく、登場人物やD機関の背景も薄っぺらい。
D機関って名前も超ダサい。
童貞のサークルみたい。
2022年9月16日
- 山猫の夏 (小学館文庫)
- 船戸与一
- 小学館 / 2014年8月5日発売
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安定の面白さ。
異国を舞台に、
タフな日本人が、
野蛮な外国人をバッタバッタとのしていく。
この設定がもう面白い。船戸与一の真骨頂。
海外で日本人って舐められるからスカッとする。
またコロナ禍で海外旅行できないストレスもあってか
異国情緒あふれる情景に魅了される。
そしてとにかく渋い登場人物。
これぞハードボイルド…
それを実現する文章力。
ありがたや。
2022年9月16日
- 優等生は探偵に向かない (創元推理文庫)
- ホリー・ジャクソン
- 東京創元社 / 2022年7月20日発売
- 本 / 本
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面白かった。でも前作の方がストーリーの深さとドキドキ感はあったかな。
主人公を含む外国のティーンエイジらのノリがちょっと気持ち悪く感じた。自分も歳をとったということだろう。
でも世界観は好きだし続編が出れば読みたい。
海外、ティーン、ミステリー間違いない組み合わせ。
2022年8月28日
- 自由研究には向かない殺人 (創元推理文庫)
- ホリー・ジャクソン
- 東京創元社 / 2021年8月24日発売
- 本 / 本
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イギリスの小さな田舎町、ティーンが主人公。
語り口は軽妙、テンポも良く上質なミステリー。
ヒットしたのと頷ける。
特に中盤から後半にかけての展開のスピード感も良くいいミステリーの定石な気がした。やっぱり夏はミステリーが合うな。
海外の小さな田舎町という舞台も個人的に好きで楽しく読めた。読みながら続編を購入早く読みたい。
2022年8月20日
まぁまぁ面白かった。
口コミ、伝わる範囲が広がるほどアレンジが加わって発信者の予想もつかない形に変化するいく奇妙な生き物のよう。
地元の都市伝説…特にティーんにとってスリルと好奇心を刺激する話題としては抜群。自分も子供の頃、怖さ半分でこういったネタには目がなかった。その頃のゾクゾク感というか秘密の会話みたいなそんな空気感がたまらない。うまい題材を見つけたなと感心。
刑事目線が入ってかなり現実に戻される感じだったけど、
そんなゾクゾク感をメインにした青春系でもいいかなと。
2022年7月30日
- ホテル・ピーベリー 新装版 (双葉文庫)
- 近藤史恵
- 双葉社 / 2022年5月12日発売
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まぁまぁ面白い。
ただ海外に長期滞在して日本人しかいない状況にちょっと冷めた。
2022年7月25日
- インドクリスタル (下) (角川文庫)
- 篠田節子
- KADOKAWA / 2018年1月25日発売
- 本 / 本
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上巻と同じ熱量をキープしたままフィニッシュ。
強いて言うならもうひと盛り上がりあるとなおよかった。
ただ最後まで面白く読めた。
外国人がインドで商売するのってすごく困難。
藤岡さんもインディジョーンズ的な大冒険をしたわけだが普通なら懲りてもう行かないよね。
慈悲深くもあり、冷酷でもあるロサの運命がいい方向に向けばいいけど。
外国人の中途半端で自己満に近い救いの手って???
考えさせられる機会にもなった。
2022年7月20日
- インドクリスタル (上) (角川文庫)
- 篠田節子
- KADOKAWA / 2018年1月25日発売
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騙す方じゃなく騙される方が悪い…ハッタリや嘘は当たり前のインド人いてのビジネス。
タフじゃないとやってけない、かけひきたっぷり展開が面白い。
加えてインド社会の闇も垣間見える。
読み応えがかなりある。そして、妖しい魅力を放つ少女娼婦ロサ。彼女の正体が気になる。
2022年7月17日
読みやすくて、テンポも良くあっという間に終わってしまった。
この本はこういうことを言っているんだと簡単にまとめるのが難しい、個人的には。どんな話なのか人に説明するのも難しい。あとがきで作者が愛がどうのこうのと話しているが、他の読者のレビューのようにズバリ愛と共感の物語だ、感動した!というのもなんか難しい…
結局この話理解できてたのかな?と不安になる。うまく自分の中でまとめるのに時間がかかるのかもしれない。また読み返したいと思った。
これまた作者があとがきで書いているが、生まれたばかりの我が子を見て、説明がつかないどんな感情もあてはまらない涙を流したという話のようだった。少なくも自分にはそんな物語だった。
とても面白かったです。
2022年7月9日
- 夏美のホタル (角川文庫)
- 森沢明夫
- KADOKAWA / 2014年8月23日発売
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最初から最後まで優しい話だった。
途中何か予想外のことが起こるのか!?と疑いながら読み進めそのまま終わった。
いい人しか出てこないしいいことしか考えない。
ただそれだけだったので逆に新鮮だった。
今どきこんな優等生な小説ないよ。
そして田舎の夏描写が美しくて、そこもよかった。
2022年7月7日
- 明るい夜に出かけて (新潮文庫)
- 佐藤多佳子
- 新潮社 / 2019年4月26日発売
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主人公が好きになれなかった。
コミュ症気味で口悪いのが無理だった。
1.2ページ読んでは寝落ちを繰り返した。
眠れない夜にまた読もう。
2022年6月14日