文豪さんへ。近代文学トリビュートアンソロジー (MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
- メディアファクトリー (2009年12月23日発売)


面白かった。
近現代の作家って、いきなり長編!てなるよりは、
ちょっと短編、とかの方がとっつき易いような気がする。
で、今の人たちがそれへのとっかかりを書いてくれてるから、
いい具合に引き込まれていくんだろうなぁ。
どのお話もそれぞれ色があって面白かった。
中島敦、坂口安吾、芥川龍之介が好きだなぁ。すごく印象的。
中でも芥川龍之介の「トロッコ」がなぁ。
すごくわかるの。主人公のあの心細さ。
人の感覚なんていつまで経っても全然変わんないんだな。
だからきっと、文豪って呼ばれる人たちだって、
結構近いところにいるんだと思う。そういうのが嬉しい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年5月18日
- 読了日 : 2010年5月17日
- 本棚登録日 : 2010年5月17日
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