邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)

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本棚登録 : 792
レビュー : 100
著者 :
あいさん エッセイ   読み終わった 

ずっと気になってた人の本なので読んでみました。
だってタイトルからして気になる。

ひとつひとつが短いエッセイなので読み易いんだけど、
ひとつひとつ読んだあとに考え込んでしまう。
今起こる事件やいろいろのムードについて、
なんかすごく客観的に、雰囲気を掴んでるというか。
言葉でその雰囲気をちゃんと説明してくれてるのか。
あ、なんかよくわかんない感想になってるな。

タイトルにもある「邪悪なもの」の定義がなるほど、って思いました。
本によると、「どうしていいかわからないけれど、何かしないとたいへんなことになるような状況」ということです。
これってさ、なんか結構よくあることじゃない?
それに対する知恵というか、
考え方を提示してくれるように思いました。

あと印象的だったのは、「父」と「子ども」に対する考察。
優れた物語は「私にだけわかるように書かれている」と、
読者ひとりひとりに思わせるという話。
あと犯罪の「歌枕」な構造。日本的な呪いの話。
「内向き」でいいじゃない!ていう話。
あと草食男子についてとか家族の儀礼についてとか。

と、どんどん挙げられるので、
ちょっと読み返してみようと思います。
そしたらまた気になるところは変わっている気がする。

去年出た本ですけど、今読むととても面白いと思う。
多分去年読んでても面白かったと思う。
とにかく、「今」読む本なんだろうなぁ。

レビュー投稿日
2011年9月14日
読了日
2011年9月12日
本棚登録日
2011年9月12日
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『邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)』のレビューへのコメント

猫丸(nyancomaru)さん (2013年3月21日)

「なんか結構よくあることじゃない?」
そう思います。こう言う捉え方が上手いですよね!

「とにかく、「今」読む本なんだろうなぁ。 」
内田センセの本は、今動いているコトと本質的なコトが、程よくミックスされているからでしょうか、いつ読んでも新鮮に感じます(私の物覚えが悪いのも一因かも知れませんが)

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