小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

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本棚登録 : 340
レビュー : 53
著者 :
制作 : 藤子・F・不二雄 
黒猫家の夫さん 小説   読み終わった 

「しずちゃん」

この単語を目にした瞬間、疑念や迷いはすべて吹飛び、希望と期待で胸が膨らみました。
黒歴史だ、とかネタだ、とか何でこの人が、とか色眼鏡かけて読んでしまって本当にすいません。
この人は、瀬名秀明は、ドラえもんの良さを本当に理解している。

ドラえもんの傑作映画「のび太と鉄人兵団」のノベライズ版です。
基本ストーリーは原作&旧映画とほぼ同じです。
いくらかのアレンジや、瀬名秀明さんだから書けた秘密道具への科学的考察、さらにまさかの”あの人”が登場したりと、”加筆”はありますが、”修正”はありません。

しかし、その”加筆”部分が半端ない。
ドラえもんの世界観を全く破綻させないうえに、のび太・ジャイアンたちの魅力を活かしまくっているのです。
しかも瀬名さん、コミックから映画までドラえもんを相当に読み込んでます。
要所要所のちょっとした引用で、原作・映画のシーンを差し込んできて、いい感じに味つけているのです。
ほんとこの人、ドラえもん大好きなんだな。

いうならば「最高の同人誌」。
同人誌ってファンでなければ楽しめないでしょうけど、あいにく日本人の大多数はドラえもんのファンなのです。
文学性とか子ども向けとか細かいことはいいから、リニューアル映画観に行く前に本作読んでみればいいと思うよ!

レビュー投稿日
2011年3月9日
読了日
2011年3月9日
本棚登録日
2011年3月9日
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