二人の守護者に愛されているだけでも苦悩があるのにそこへ三人目の守護者マリオが現れてそれぞれの想いが交差します。
相変わらず自分に向けられる想いに無頓着な啓。
啓の明るい穏やかな性格に皆惹かれてしまうのでしょうね。
マリオの気持ちや激しくなっていくアダムとの戦闘。身近な大切な人々との別れ。
今回も息をつく暇もなく一気に読みました。
アダムとの戦いが迫る緊迫した雰囲気の中、あのラウルが自分の持ち物を整理して身軽にしていたり、レヴィンが啓から距離を置きだしたり皆これから起こる事へ自然に対処しています。その事が一層緊迫している状況を物語っています。
マリアの存在も話の中にちらりと出てきますし、啓の父エリックからの贈り物もありました。
それにしてもアダムの計り知れない能力に挑むのは並大抵の事では済まないでしょう。
数々の経験をふんで啓は総帥としての義務を果たします。
辛い決断でした。
毎回内容の濃いめまぐるしい展開に読み終わると思考が止まってしまいます。
そしていよいよ次巻、最終巻です。
今回の「薔薇の守護」次巻「薔薇の誕生」二冊で完結記念小冊子全サあるそうです☆
厳かに来年の夏を待ちます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
夜光花
- 感想投稿日 : 2011年12月27日
- 読了日 : 2011年12月27日
- 本棚登録日 : 2011年12月27日
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