三つ編み ーラリタの旅ー

  • アンドエト (2021年9月10日発売)
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感想 : 8
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原題 LA TRESSE ou le voyage de Lalita
by Laetitia Colombani & Clemence Pollet
2018

日本語翻訳 新海知絵 2021

フランス語と日本語表記

『三つ編み』の絵本版
ラリタを学校に行かせたいスミタ
スミタはダリット(不可触民)で農民のトイレを掃除している 母も自分もそこから離れられない
その運命を変えるのはただ1つ、教育だから

夫ナガラジャンもダリットでネズミを捕まえる仕事をしている 父も自分も

ようやくお金でラリタを学校に行かせだが、ダリットとして扱われ、鞭で打たれる
スミタは村を離れることを決意

それをヒンドゥー教の神様ヴィシュヌに願い、祈る
「村から逃げられたら、ティルパティのお寺へ行き、足元におそなえものいたします」と。

危険を恐れる夫を残し、2人で旅立つ

ラリタはたった一つプーラン・デヴィ(盗賊の女王)という小さなお人形だけを持って。
この人形は有名なインドの女性で、金持ちから奪い貧しい者に与える、しいたげられた人々の味方の女性


歩き、バスに乗り、パラナシへ行き、ガンジス川を見て、列車に乗り、ティルパティへ
そこのお寺でヴィシュヌ神にした約束を果たす
貧しい人たちの供物は、髪の毛

スミタとラリタは髪を捧げる

2人は海の近くの町へ行きつき、ラリタは不可触民の子どものための学校に通える

後にナガラジャンもやってきて3人で暮らす

スミタやラリタの髪はシチリアの工場てわかつらにされ、カナダへと届けられることになる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月5日
読了日 : 2023年4月5日
本棚登録日 : 2023年4月5日

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