メアリー・スミス

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レビュー : 46
猫と山高帽さん 児童書   読み終わった 

イギリスに実在した「ノッカー・アップ」と呼ばれる職業とは?

メアリー・スミスは、夜明け前のブルーとグレーの空の下、伝統的な英国の建物を背景に町を歩く。ゴムのチューブに豆を込め、吹き矢のように豆を飛ばす。カチン!コツン!と窓に命中させ、次から次へと寝ている人を起こしていく。そうやって、いつも通りに町は動きだす。

「本当にありがとう、メアリー・スミス。明日も起こしてもらえるね?」
「ああ、もちろん!」メアリー・スミスは、にやりと笑い、また明日。

ありがとうと言われる仕事、いいですね。感謝する人、感謝される人、どちらも素敵です。ひねりのあるオチもよし!なんとも牧歌的でユニークなお仕事絵本です。


ノッカー・アップとは、寝ている人を起こしてくれる〈めざまし屋〉という職業です。その誕生は産業革命の頃といわれています。時計そのものは進化を遂げ、家庭にも普及していましたが、精度の高い目覚し機能の付いた時計の普及はまだ先のこと。工場労働者にとって、寝坊による遅刻は罰金を取られることもあり、収入面において深刻な問題でもあったようです。

レビュー投稿日
2020年7月1日
読了日
2020年7月1日
本棚登録日
2020年7月1日
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