オタクで外国人攻めかーとあまりピンとこないまま読み始め、最初はミカのハイテンションと、堅物の譲のテンプレだねーと淡々と読んでいたのですが、萌えについて真剣に考えて丁寧にお互いの想い(萌えへの)を話し合うところからなんだか様子がおかしいぞ?とぐんぐんひきこまれていき、途中からはしっかりとしたお仕事でBLでいい意味でとても裏切られました。
特に、一緒の仕事を通して、と接近していくのは典型ですが、最初にミカが好きだと話していたラノベ小説を使って企画を出して、出版にこぎつけたという展開が自分の思い入れのある本を思い出したりして、とても熱かったです。
一番すきだったのは、ミカが「あなたが好きです。でも理由なんてないんです」と言いきったところです。BLでもなんでも、恋愛ものばっかり読んでいて、なんでこの人好きになったの!?とよく言っちゃいますが、同時にこう言ってほしいかった!ととてもスカッとしました。
譲がブレのキャラクターと言われていますが、ふたりともずっと変わらずでも、どんどんひかれ本音でぶつかってくっついての大満足でした。
初鳩村さんだったので、他の作品も読みたくなりました。
どうでもいいんですが、ミカが萌えた時の表現を天使が座った、とあるのがむず痒かったのですが、4回目ぐらいでなれました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
bl
- 感想投稿日 : 2012年12月8日
- 読了日 : 2012年12月8日
- 本棚登録日 : 2012年12月8日
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