ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1988年3月30日発売)
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感想 : 266
4

1刑務所のリタヘイワース
映画ショーシャンクの空にの原作で、実際に文章で読むと想像が膨らみ、映画で見ていたからイメージしやすかった。アメリカンジョークなどが多く、少し共感できづらいところもあったがやはりラストは感動。
ところどころ違うところがあり、スッキリするのは映画の方かもしれない。だが、不朽の名作だった。希望とは素晴らしい!
2ゴールデンボーイ
ホロコーストに興味のある主人公トッドが近所のデンカー(ドゥサンダー)という老人がナチの犯罪者であったことを知り、足繁く彼の家に通い始める。初めは優位にたっていたトッドだが、徐々にドゥサンダーに形勢を逆転されていくのが滑稽であり、恐怖でもあった。昔の感覚を取り戻していくドゥサンダーと、次第に荒れ、凶悪な犯罪者になるトッド。この2人の奇妙な関係が描かれていた。
ラストの畳み掛けは少し弱かったが、設定はとても面白く、ホロコーストの恐ろしさも文面から伝わった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年12月12日
読了日 : 2018年12月12日
本棚登録日 : 2018年12月12日

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