Audible。
洋書ファンクラブでページターナーとしておすすめだったので。
アマゾンなどでは★1つもたくさんあってびっくりしたのだけど、よくみると酷評レビューの多くは期待しすぎだと思うので、あんまり「現代のクリスティ!」みたいに宣伝するのも善し悪しかなあと思いました。著者は多分クリスティはお好きだしオマージュもささげているとは思うけど、出版社がクリスティを引き合いに出すのは「そして誰もいなくなった」や、アクロイドやオリエント急行のようなそれまでにない作品を生み出した天才作家クリスティに劣らぬ出来という意味ではなく、クリスティ的要素(孤島、階級の違う多数の登場人物など)とエンタメ性(クリスマスにはクリスティを!)をもった作品、という意味にとるべきかなと。
いわゆる「嵐の孤島もの」である時点でもう全く現実的ではないので、ちょっと偶然が過ぎないかというようなどんでん返しの連続もむしろ待ってましたって感じ。名作の期待をしすぎず、けれんみたっぷりのページターナー、現実逃避として読めばとっても楽しく読了できました。★3.5+くらいの感じ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
イギリス
- 感想投稿日 : 2021年1月16日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2021年1月5日
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