江戸俳画紀行 蕪村の花見、一茶の正月 (中公新書)

  • 中央公論新社 (2008年1月25日発売)
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近代俳句の歴史というのは、正岡子規からこちら、まだ100年ほどの歴史だ。それ以前の俳句の歴史、それを支え、築き、育ててきた人たちのことについては、余り多くのことを知る機会がない。蕪村だ一茶、千代女、西鶴といったところはまだ知るところがないわけではないが、冒頭の横井也有であるとか松岡青蘿となると、これまでお目にかかったことがなかった。俳句プラス画で俳画となるのだが、その俳人たちの歩く人生を含めて考えると、その句、その画の味わい方も代わってきそうだ。青蘿の句「のらねこのわなにまたるる恋路かな」の句と画には、感心した。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 文化
感想投稿日 : 2008年4月6日
本棚登録日 : 2008年4月6日

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