モンサント――世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業

  • 作品社 (2015年1月17日発売)
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3か月掛かって読み終えました。 南米大陸のほぼ全域がGMO 遺伝子組み換え大豆の栽培農地で インドも南米もモンサントに支配されていることを知って まともな野菜は無いということに衝撃を受けた。 そのうち日本も解禁されてGMO種でおかしくなっていくのかと想像するとこれは何としても 日本古来からの農業を、在来種固定種を守って維持しないければならないと強く思った。 

特に日本の種苗会社や農家は 品種改良がとにかく好きでどこにいってもF1種ばかり。タネは出来ても雄しべがなく 雌しべしか育たない野菜の種ばかり。 種の保存という生物多様性が守られていない危機的状況に気づいてほしい、 固定種や在来種の自家栽培 自家採種よりもモンサントのように 品種改良品種改良 しかも遺伝子組み換え食品が悪いと思わないという研究者も居てそれも驚いた。 毎日の食事。自分が食べるもの口にするものくらい 安全でまともなものがいいと思うのが普通だと思うけど。利益を追求するばかりのF1種、GMO種を栽培している農家や企業、研究者はモンサントとやってることがほとんど変わらない。 無知であってはならない。 簡単にホームセンターで種が手に入るがそれらがどういうタネか ちゃんと知る必要がある。 ただの自給自足ので終わらせるのではなく、その種がどういうものか知って もっと自家採種で固定種在来種を育てる、農薬を使わない、除草剤を使わない、化学肥料を使わない農業を普及させなければならない。 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年6月23日
読了日 : 2017年6月23日
本棚登録日 : 2017年4月11日

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