地の果ての獄 上 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2011年3月25日発売)
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感想 : 9
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登場人物はほぼ(?)実在のようだが、エピソードは創作のようだ

有馬四郎助;日本の刑務官、社会事業家、監獄改良と行刑制度の確立に務め、少年釈放者の保護事業として家庭学園(横浜家庭学園)を設立。
原胤昭;明治時代のクリスチャンの実業家、浮世絵商、1898年に出獄人保護所を創立、囚人保護の事業に尽力。

樺戸集治監で有名な「五寸釘の寅」のエピソードも実際は「自分を可愛がってくれた叔父が博打の揉め事で殺され、そのあだ討ちとして叔父を殺した人物に刀を振るい家に火を放ったため」である

エピソードは創作でも、樺戸道路を作る際のことなどは実際だろう
なるほど…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 民族・北方
感想投稿日 : 2015年1月6日
読了日 : -
本棚登録日 : 2015年1月3日

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