エルフの星 (上) (角川文庫)

  • 角川書店 (1991年12月19日発売)
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感想 : 1
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初読のときは、ズィフナフやシムキンというキャラの登場にいちいち興奮したものだ。前者は挙動の怪しさからフィズバンであることが示唆されていたし、『ドラゴンランス伝説』の結末でタッスルはシムハランへ旅立つことがほのめかされていた。
同じ作家の異なる作品につながりをみいだすのはファンの喜びである。洋の東西を問わぬものらしい。

それも『魂の戦争』まで。
フィズバンはもうたくさん。タッスルはもっとたくさん。
版権の壁を乗り越えられないファンサービスももうたくさん。

そんなネガティブな印象を持たざるを得なくなっていてもなお、ワイス&ヒックマンの作品は好ましいと感じる。邦訳出版社の都合で未完になっていても再読してしまうくらいに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月21日
読了日 : 2023年2月21日
本棚登録日 : 2023年2月21日

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