号泣する準備はできていた (新潮文庫)

3.09
  • (202)
  • (504)
  • (1792)
  • (418)
  • (112)
本棚登録 : 9015
レビュー : 688
著者 :
はらめさん 恋愛   読み終わった 

見慣れた日常の中で、当たり前にそばにあるものが静かに崩壊していく様を切り取った12編。

あるとき突然に訪れる悲しみ。しかしその予兆はきっとどこかにあるはず。それを感じ取り、いつか悲しみがぶつかってくる用意を心のどこかで行っているのだと思う。
この短編集を読んでそう思ったとき、著者の他の作品で出てきた「物事には準備する時間は与えられていない」という言葉が思い浮かんだ。全く対称的だが、どちらの言葉も正しいと思う。予期していながらも回避する事が出来ず、じわじわと悲しみが増していくのをただ眺めることしかできないのは、それはそれで辛い。せめてそれが少しでも早く癒えてくれるのを願うだけである。

レビュー投稿日
2014年1月19日
読了日
2014年1月5日
本棚登録日
2014年1月5日
4
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『号泣する準備はできていた (新潮文庫)』のレビューをもっとみる

『号泣する準備はできていた (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『号泣する準備はできていた (新潮文庫)』にはらめさんがつけたタグ

いいね!してくれた人

ツイートする