思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)

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本棚登録 : 435
レビュー : 64
著者 :
ちぃさん 社会学   読み終わった 

新書を読むのは久しぶり!
2000年代に話題になった食の偽装/耐震強度偽装などのトピックをテーマに、報道によって拡張された言葉と実際の数字の間にあるギャップを検証することで、どれだけ人が情報を鵜呑みにしてしまうかということを前半で説いている。後半はメディアの不完全性についてが中心だが、大衆を「育てる」メディアの在り方まで説けたらなおよかった。時代は変化しているのだから過去に作られた「法令」の名のもとに、検討を放棄するのでなく、異なる立場の人々がそれぞれ検討を重ね納得のいく社会規範を形成していくことが必要と結論付けている。

最後の結論は同意。
でも、やっぱり食品も建築偽装も、一個曖昧にするとじゃあどこまでいいの?ってなるから、ある程度厳しく罰せられることは必要で…
メディアは過熱し過ぎでも、注目されないと民意形成のための議論の対象にもならないからね。
問題は、どの番組もほぼ横並びで同じことを言ってしまうことね。でもそれが正しかったかというと微妙だと。
そして311以降メディアはある面では改善されて、ある面では改悪されたと思うのです。ということを私は語りたい。

レビュー投稿日
2016年6月14日
読了日
2016年6月14日
本棚登録日
2016年6月14日
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