津軽 (新潮文庫)

3.66
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本棚登録 : 2002
レビュー : 187
著者 :
ちぃさん 文学   読み終わった 

こんなのずるい。惚れちゃう。影を背負った作家太宰ではなくて、津島修司としての、人を楽しませるのが大好きで、人好きのする男の姿がここにはある。鯛の姿焼きを眺めて贅沢な気持ちになりたかったのに切られてこれじゃただの焼き魚だ、って拗ねる30代とか可愛すぎか。
今まで読んだどの太宰作品とも違って、すごく新鮮で、彼の文豪としての力を思い知った。
「どうして旅に出るの?」で始まる冒頭。卵味噌で終わる津軽人の怒涛の接待。そして、なんとも美しい岩木山の描写。
素晴らしいの一言に尽きる。

レビュー投稿日
2016年6月22日
読了日
2016年6月22日
本棚登録日
2016年6月16日
5
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