20年ぶりくらいに再読。子供の頃は、花咲か爺的な「清貧を知り実直に生きよ」という話だなと受け止めていた気がしますが、今読むとまた、当時のロシアの無政府主義やら共産主義やらの美徳の部分が垣間見えて別の面白さがあります。みんながみんなこういう人ばかりなら平和に暮らせるかもしれないけど、実際は悪魔だったり上の兄弟たちみたいな人が多数派だから、頭を使わないでいると「ばかをみる」一方。それに頭を使って余計な苦悩をしたり外道(?)に落ちた先でしか出会えないものもあるから、どう生きたら正しいのかなんて一概には言えない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年10月5日
- 読了日 : 2016年10月5日
- 本棚登録日 : 2016年10月5日
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