売春未満~新・名前のない女たち 素人女性編

著者 :
  • 宝島社 (2011年5月9日発売)
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感想 : 18

エロ本の素人ページに裸を載せたひとたちのルポ。
こういう仕組みになってるんだっていう発見があったのと、女性達がどういう思考回路で応募or承諾をしたのか知れたことが収穫。
筆者がこのような女達の状況を哀れみ、性倫理の低さを軽蔑していることが書き口から伝わってくるが、このような問題を取り上げて本を出版しているということは問題意識があるってことかな。それとも利用しているだけかな。

自分の若さや時間を利用して大金を稼ぐ姿はその後の人生を考えたら、確かに絶望的。どの人に対しても、この後どうするんだろって考えると暗くなっちゃう。
性を売り物にすることを一概に悪いとは言えないけど、やるなら期限があることに自覚的であるべきだと思う。いつか抜け出さなくてはいけないなら、今抜け出した方がきっといいはず。
お金が理由でないひとたちも、ずるずるといってしまうような気がする。「さみしい」とか興味なら、ふとしたきっかけで抜け出せるかもしれないのだけど、徐々に深みにはまっていくような業界のやり口みたいなのがこわい。

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感想投稿日 : 2013年12月1日
本棚登録日 : 2013年12月1日

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