山の霊異記 赤いヤッケの男 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2017年7月25日発売)
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感想 : 9
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前作を読み終えた途端、2冊目を渡された。

山登りをする人はほとんど怪異に合っているのかってくらい、怖い話がわんさか出てくる。著者は、この本を読んだあとに、山をもっと好きになってくれればってあるけど、好きになるかな…怖いが先にたつかな…。

山の怪異って、ずいぶんはっきり知覚できる話が多い印象だった。日本の怪談は、音は聞こえるけど姿ははっきり見えない、確認できないけど感じられるみたいな、霞がかったような話が多い(ように感じる)けど、この本には、前を歩いている親子が、すれ違った登山者が、実は!ってパターンもあって、会話したり一緒に山登りしたりしてんだよねえ。

怪談って、ある程度パターン化していて、途中まで読むとだいたい話の展開がわかってしまうんだけど、わかっててもやっぱり怖いし、最後まで読んでしまうよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年3月31日
読了日 : 2019年3月30日
本棚登録日 : 2019年3月31日

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