一つ一つの事件の描写が怖かった。残忍すぎて、読むのが辛くなるようなものもあった。昨日まで普通に過ごしていた少年がいきなり事件を起こす。一番身近にいたはずの母親さえもなんの予兆も感じておらず、何が原因かも全くわからない、というケースが少なくないことに驚いた。距離が違いから、一緒に過ごす時間が長いからといって、相手を理解したことにはならない。自分の息子が加害者にも被害者にもならなくて済むように育てることが、いかに難しいか感じた。
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- 感想投稿日 : 2020年10月8日
- 読了日 : 2020年9月30日
- 本棚登録日 : 2020年10月1日
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