前作までと違って本格的に海に乗り出し、宝探し…とはいえ、冒頭出てくる船乗りの名前が『ツバメの谷』でティティが生み出したキャラクター、ピーター・ダック。
ということで、ほんものの冒険ではない(らしい)。けれど、冒険前半のリアリティはすごい。『宝島』は時代背景とかで、やはりどこかお子様向けのにおいがするけれど、こちらは容赦なく細部にわたる船の描写があって、大人にも歯ごたえしっかり。ここで挫折する人もいるかもしれないけれど、お好きな人にはたまらない。
個人的には
1)勇者ナンシーが実は船酔い体質(ネルソン提督、ホーンブロワー以来のお約束)
2)ピーター・ダックの前歴がサーモピレー号(作中ではテルモピュライ号)の乗組員だった
あたりでうけました。
さあ、後半は…。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
現代
- 感想投稿日 : 2013年8月22日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年8月22日
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