モンスター (幻冬舎文庫)

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本棚登録 : 11108
レビュー : 1437
著者 :
chika-1028さん  未設定  読み終わった 

凄まじい。執念がすごい。
彼女の人生、トータルでみたときに、英介のために生きたようなもの。彼のために顔を変えたいと思い、風俗で働き、大金をつぎ込み綺麗になった。
綺麗になるためならなんでもするという和子の執念は、すごかった。
そして英介のいる街に帰ってきた。帰ってきた上でひたすら店にくるのを待った。
綺麗になった和子は別人として英介に再会し、英介に愛された。
しかし、結局願ったのは、醜かったときの「和子」が英介に愛されたいということ。最期に自分は和子だと打ち明けたとき、打ち明けた上で英介に愛してると言われたとき、人生で最高に幸せだったのだろう。
好きな人に殺されるくらい愛されるなんて幸せ、と感じる和子は、英介がナイフをつかんだとき嬉しかったのだろうか。
彼女の気迫や感情、顔に対するコンプレックス、英介への思いなど、もう何もかもすべて迫ってくる感じで描写されていた。これを男性が書いたなんて、なかなか信じられない。

レビュー投稿日
2013年9月12日
読了日
2013年9月12日
本棚登録日
2013年9月12日
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