霊能者として活動している斎(いつき)さんの乳がん闘病記(コミックス)。
この本に出会うまでは、斎さんのことを知りませんでした。実際に霊能者として活動もしていて、漫画家の先生とタッグを組んで「強制霊能師 斎」という漫画にもされているのですね。
この本では、霊能者の斎さんが脇の下にしこりを見つけ、乳がんと診断され、左胸を全摘、そして再発…。どんな検査・治療をするのか、ウィッグやブラをどんなふうに選んだのか、そんな、辛い闘病生活をコミカルに描いてくれています。
コミカルに、軽い感じで描かれていたから、そのままがんサバイバーとして今でも活動されているのかと思ったら、最後の最後で…。
ところで、主人公の霊能者の斎さん、闘病中もスリムなダークスーツにパンプスという姿で描かれていて、うわー、なんだか飛んでる感じの人なんだなぁ〜、スキを見せないタイプの人なんだろうか〜、と思って読んでいたんですが、この「斎」というのは、漫画として描かれているときの「斎」というキャラなのですね。原作者ではあるけれど、キャラとして闘病記にも出演している、という感じなのですね。
怖い漫画は苦手だけれど、「強制霊能師 斎」も読んでみようと思いました。
そして、斎さん、きっとこれからたくさんの患者さんたちの参考になるお話を残してくれて、ありがとうございました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
闘病記
- 感想投稿日 : 2022年2月17日
- 読了日 : 2022年2月17日
- 本棚登録日 : 2022年2月17日
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