今回も何度涙を流したか分からない。
看護師になって5年目。
元気になって退院される方もいるし
最後の瞬間に立ち会うこともある。
元気になって退院されたら勿論嬉しい。
逆に最後の瞬間に立ち会った時は
私はちゃんと看護できてただろうか?
あの時の声かけは正しかったのかなぁ?
爪切りしてあげれば良かったなぁ
とか悩むことばかり。
でも
状態が悪くなっていくのを
受容できなくて取り乱してた家族が
最後は涙を流しながら一瞬笑顔で
患者さんに「ありがとう、お疲れ様」って
声をかけてるのを見ると
家族への声かけは良かったのかなぁ
と少し不安が軽くなる。
看護師だって人間だから
最後に立ち会うのは悲しいし
看護師が落ち込んでたら
更に家族を不安にさせてしまうし
落ち着いて寄り添えなくなると思って
必死に冷静になろうと頑張ってる。
だけど
冷静になろうとすることで
冷たい人と思われてないかなぁとか
ふとした瞬間に考える。
❥❥❥❥❥❥
今回の物語の中で
年齢や病状を踏まえて積極的な治療はせず
本人が苦しくない治療をするって
子供や孫が悩んで決めた患者さんが登場した。
患者さんの曾孫は小学生で
曾祖母の治療についての説明を聞いて
誰も助けようとしてくれなかった
って感じて不信感を抱いてしまった。
どの治療を選択するか
家族へどうやって説明するか
本当に難しい課題だし
正解なんてひとつもないと思う。
その人にとっての正解を
沢山考えて見つけていくしかないから
一緒に考えるって大切なことだと
曾孫の姿を見ながら思いました。
- 感想投稿日 : 2024年12月7日
- 読了日 : 2024年11月17日
- 本棚登録日 : 2024年11月13日
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