とっても良い話です。
終章まで読み進めて「なるほど」と思いましたが、読み返すほどには至りませんでした。
とっても良い話だったし、良い人ばかりで、楽しく読み進めてきましたが、なんだろう、既読感というかどこかで出会った作品のように感じてしまったというか、刺激が足りなかったのかもしれないです。
清々しい話を読んで、気持ちがほっこりしたい人には良いかもしれませんが、私のようにどこかで刺激を求めてしまっているような斜に構えた読者には向かないのかもしれません。

2018年8月6日

読書状況 読み終わった [2018年8月6日]

悲しみのイレーヌを先に読んだことによって、この作品の造詣がより深く詳細に見ることが出来た。文句なしに星5つの価値があると思う。

一部、二部、三部の構成で、その都度、アレックスという女性に対する読者の感情が激変する。これだけ主人公格に対する思いれがくるくる変わる作品はそうそうない。筆者の巧妙なプロットのなせる業だ。

そしてなによりも、凄惨な殺人事件の背景においても、ちゃんと人の血の流れた温かみがあるという事だ。それに尽きる。ミステリーとしても至高の出来だが、ラストの、刑事たちの思いがなによりも胸を打った。

ただ、悲しみのイレーヌを読まずに本書をを手に取ると、カミーユ刑事がただのおっさんにしか見えないかも。そうなると魅力半分になってしまうか。

2018年7月14日

読書状況 読み終わった [2018年7月14日]

本当に救いのない衝撃作品である。
初めてルメートル作品を手に取った本書、あまりのラストに、「その女アレックス」を手に取れず放心している状態である。
驚いたのが、まさかの邦題との関連性である。これは失敗なのではと思わずにはいられなかった。まあ、そんなことはないだろうと思う読者を騙すことくらいか。
とにかく本書には引っ張られるように読まされました。特に、第二部に入ってからはもう、一度も本を閉じずに一気に読んでしまった。そういう魔力をもった本と言える。
私は子を持つ親なので、少々、こういった内容が称賛されることに怖さを感じます。現実に起きるなどと考えるべくもありませんが、他のミステリーからこのミステリーに至るように、将来の残虐事件のきっかけとならない事だけを切に願う。

2018年6月29日

読書状況 読み終わった [2018年6月29日]

感涙必死の物語です、と言いたいのですが、
やはり膵臓を患う本当の患者のことを考えると、すこし軽率な内容になっているかもしれません。
ただ、フィクション作品として面白かったのは事実です。
映画化もされ、多くの方がこの作品に涙して、病気を考えるきっかけとなるのであればそれは良い事なのかもしれませんね。
「世界の中心で愛を叫ぶ」
同じような作風で、この本を読んだ時は面白いと叫びましたが、今作を読んで面白いと叫ぶことはできませんでした。

http://chivalryblog.com/2018/06/21/

2018年6月20日

読書状況 読み終わった [2018年6月20日]

読み終えてなるほど、脚本家の作者だったのですね。
笑わせたり悲しませたりするツボをよく心得ていて、フィクションの感動で塗り固められた彫刻のような文章ではなく、当たり前のように横たわる日々の何でもないところから、珠玉のような光り輝く台詞や描写が飛んでくるようだ。

物足りないと感じる方も多いかもしれないが、私には名作としか感じられない。
普遍でありながらこんなに満たされる。まさしく文章の魔術にかかったような読了後の私なのであった。

2018年6月15日

読書状況 読み終わった [2018年6月15日]

恐るべし作家だ。

チヨダ・コーキが、ではない。
これら世界の創造主、辻村深月が、である。

本作品は、スロウハイツの神様に出てくるチヨダ・コーキのデビュー作という設定で作られている。

恐ろしいのは、そのため、文章、設定、そして全体の稚拙さまでが、17歳でデビューしたチヨダ・コウキが執筆したかのように仕上げられていることだ。
その上、作品そのものの「物足りなさ」「大化けの片鱗」のような雰囲気もしっかり作り上げられているし、辻村深月が得意とする伏線やトリックの技術もしっかり盛り込まれている。
あげくの果てはあの装丁だ。代々社文庫よ、あまりにも憎い演出ではないか。

これらすべてが計算ずくで作られていると考えるなら、どれだけ辻村深月は凄いのだろう。

この後、チヨダ・コーキはスロウハイツの神様の中で大成し、「レディ・マディ」などのヒット作を飛ばしていく訳だが、我々読者は、その架空のヒット作までもが、このV,T,Rが具現化されたことで、いつか実物として読む事が出来るかもしれないという「夢」まで与えられてしまうのだ。

あまりにも世界観が深大で巧妙だ。その懐はどこまで続くのか。帰り道が絶たれると分かっていても、思わず奥まで入りこんでしまいそうな、私がいる。

2018年6月14日

読書状況 読み終わった [2018年6月14日]

「チヨダ・コーキはいつか、抜ける」

冒頭で伝えておかなければなりません。私も確かにその一人です。情熱的な主人公の熱い言動に崇拝し、美しいヒロインの薄幸な姿に魅了された、沢山のステキな物語達に影響を受けた少年時代を持つ一人です。

腰の落ち着け易い、ちょっとした段差の高みから物語と対峙するようになった今の私には少々、多感な物語だと言えます。

けれど、スロウハイツに出てくる登場人物達は、そんなハラハラしながら客観的に読み進めている私のような斜に構えたおじさんにも容赦をせず、感動を与えてくれました。

たしかに、上巻を読み進めてきてそれらの下地の中で「怪しいな」と思う部分は多々あったと思います。
やっぱりか、と思う所も多々ありました。
けれどそれがどうだというのでしょう。読み終えてあらためて思い知らされたのは、この本は「ミステリー」ではないという事です。伏線回収がどうだって関係ない。
登場人物が全力でぶつかり、駆け抜けてきた「物語」だということです。ラストは突き抜けたような爽快感で一杯になりました。

もう一度言います。私は抜けた者の一人です。

まだ抜けていない、自身の人生に夢を託すことの出来る方には、ぜひ読んでほしい。
私が感じた何倍もの感動を得られることが出来ると思います。
それが夢を持つ人たちの素晴らしい特権、というものなのかもしれません。

http://chivalryblog.com/2018/06/13/

2018年6月11日

読書状況 読み終わった [2018年6月11日]

上下巻からなる長編となります。まず上巻において伏線や修飾を置き、キャラクターの輪郭をしっかりと際立たせ、下巻で一気にまくっていく感じです。
上巻では大きなうねりはありませんが、かなり個性的な登場人物達が魅力的な演出を醸し出していきます。

大作の予感です。魅力あるキャラクター達が下巻でどんな結末を用意してくれているのか、ワクワクしながら本を閉じ、そしてすぐに下巻を手にする私でした。

2018年6月10日

読書状況 読み終わった [2018年6月10日]

なんの飾り気も伏線もない、直球勝負の力強い作品です。
74歳の桃子さんの思う感じる描写だけで全てを描く手法はかなり斬新でした。
死が近づいてきて、老いを意識した桃子さんの心の叫びが聞こえてきました。
けれど、悲観的ではないんです。東北弁のもつどこか間の抜けた雰囲気が、この作品を巧みに際立たせているのです。おかげで読んでいても暗澹とせず、むしろ吹っ切れていくような爽快感すら感じます。
最後まで息を切らさずに桃子さんだけで終結させ、ラストの仕上がりも清々しい。

芥川賞らしい芥川賞作品です。

2018年6月7日

読書状況 読み終わった [2018年6月7日]

山行のお供にと、薄い冊子の文庫本を探していて本書に巡り合いました。
自身の人生観をすっかりと変えてしまった映画に出会ったかのような、そんな錯覚を受けました。文章を追っていたはずなのに、脳裏では悠久の砂漠の海が広がっていました。

もう本作にいまさら説明は必要ありません。一歩を踏み出したい時、その一歩に躊躇してしまっている時、その一歩すら踏み出せず立ち止まっている時でも、この本はきっと、それぞれの人々に「きっかけ」を与え、その背中を軽く押してくれることでしょう。

これから成長しようとする若い世代に心底読んでほしいなと願う名作ですが、一番手に取るべきなのは、自分自身というダイヤの原石を日々の生活で擦り減らして色褪せている疲れた社会人にこそ読むべき価値のある本だと思うのです。

http://chivalryblog.com/2018/06/04/

2018年6月4日

読書状況 読み終わった [2018年6月4日]

宮沢賢治の父を主眼とした、切なくても後味爽やかな作品でした。
本作品もそうですが、読み始めから「名作」の余韻を漂わせはじめます。それらは次第に川幅を広げ、それぞれの風情を堪能させてくれます。

私にとっても子供の頃から宮沢賢治は大好きな作家でして、この作家がどういう経緯で銀河鉄道の夜を書くよう至るのか興味深く読んでいましたが、しっかりお父さんが主役でしてw 父親としての宮沢賢治に対する葛藤や親心が伝わってきました。

きっと、「雨ニモマケズ」の一文が出てくるだろうと予期していましたが、分かっていても泣けてきました。本当に宮沢賢治の人生そのものだったのですね。

私の家の本棚には、宮沢賢治の書籍がいくつか並んでいます。いつか娘が読んでみたいと願った時、すぐに手に取れるようにと。
その時娘には、この本を指さして、
「こんな宮沢賢治の素敵なお父さんがいたんだよ」
って教えてあげられる、そんな日がくるかもしれない楽しみが増えました。

http://chivalryblog.com/2018/06/01/

2018年5月31日

読書状況 読み終わった [2018年5月31日]

帝国海軍の誇る戦艦、空母、重軽巡の名前にちなんだ、ゆかりの神社から分霊されたものを集めてこの一冊に凝縮してあります。

お恥ずかしい限りですが、船には船霊が祀られていることは知っておりましたが、各軍艦に神社が分祀されていることを本書を持って初めて知りました。

各艦のいきさつもしっかりとまとめられており、非常に興味深く読むことが出来ました。

ただ、それぞれのエピソードに筆者の思う偏りが必ずと言っていいほど書き足されていて、せっかくの貴重で膨大な、資料と情報に翳りを落としているのです。

読んでいてとても面白かったのは事実。そして貴重な資料としても大変ためになりました。それだけは確かです。

http://chivalryblog.com/2018/05/23/

2018年5月22日

読書状況 読み終わった [2018年5月22日]

白黒曖昧なあらすじだけを下地にしたジグソーパズルの上に、カラーのあらすじとは違うピースを一つずつ埋めていくような感じです。
洒脱な台詞がそのジグソーパズルに深みを持たせ、下地とパズル本体を行ったり来たりすることで、物語に階層が生まれ世界が広がる感じを持ちました。

けれど、現在に彼女がいっこうに現れてこない事に、なにかこう悲しみが募っていくのです。上手なプロットの組み立てだと思います。

ラストにはしっかりと振りまいた伏線を全て回収して終局へと至ります。
しみじみ、コインロッカーにしまいたい物っていうのは、必ずしも後で必要だから回収する物だけではないのだという事を知っただけでも価値のある時間であったと思えるのです。

2018年5月13日

読書状況 読み終わった [2018年5月13日]

山を歩く本読みが、素通りの出来ない作家です。

もし少しでも山に興味を持つ方や、教育者の方には是非、本書の素晴らしさをその手で確かめていただけたらと願う傑作です。

本書を読まなければ知るはずもなかった実際に大正時代にあった未曽有の遭難に、リアルで接したような感慨を受けました。
資料や取材を通じて、遭難した少年や先生たちの、生命が昇華する様がリアルに再現されています。

また、前半にある理想や自由に基づいた教育が時代と共にクローズアップされ、対する実践教育の一環として実施されたこの修学旅行登山に否定的な時代背景を併せることで、実に小説としてもぐっと深みを増しているのです。

校長先生を中心とした先生たちの子供たちに対する真摯な思いや行動、さらに後半には遺族たちの葛藤も相まって、多方向から見る感情の揺らぎが展開されています。読み手もその複雑な思いで千々に乱れるのです。

そして物語終了後、取材記という80ページほどの作者のあとがきがあり、本編のみならずこのあとがきを読むことで、この駒ヶ岳遭難事件という主題の全てがようやく、線と線で紡ぎ合い、その壮大な事件の全貌を明らかにしてくれます。

この事件に関わった全ての教育者、遺族、地域の方々、そして新田次郎、出版会社の方々、全ての思いが詰まったこの本書。出合わせてくれて感謝するとともに、この書が一人でも多くの方々に読んでもらいたいと、心からそう思いました。

2018年5月10日

読書状況 読み終わった [2018年5月10日]

三島さんもこんなの書いていたんだなと思わせる、軽いタッチの内容です。が、その中にもしっかり三島文学はちりばめられていて、やっぱ常人とは違う雰囲気に包まれていました。
どうしても三島さんの本を手に取ると、割腹自殺が頭をよぎりますが、この本に出てくる登場人物の思う死生観と、三島さんの思っていた死生観はまったく較べようもないものだと思いました。それでも読み手は、文中に三島さんが意味深に語っている物があるのではないかと注意深く探してしまうものなのですね。
それこそ、この作品に失礼な行為だと自身に反省したりです。

2018年4月9日

読書状況 読み終わった [2018年4月9日]

スタンドバイミー的な良作だと思います。
子供たちが死というものに触れ、それらに興味を持ち、戸惑い、そして身近な人の死をもって直に体験する、大人へのイニシエーション的な物語だと思いました。
星3つにしたのは、最初のページを開いてから本を閉じる間で、ほぼ私自身が想像した「通り」に物語が進んでいたことです。
それは良い内容という意味でいいことだと思いますが、やはり読み手を「超える」作品であってほしいなという願いです。

2018年4月17日

読書状況 読み終わった [2018年4月17日]

喜怒哀楽が全部まんべんなくいっぱい詰まった良作。
本を閉じた後、一陣の風が吹いて、
「この感じ、爽やかやわ」
という読了感をもたらしてくれます。

格差や競争が重きを置くこの社会で、この肉子ちゃんのような女性はどこか虐げられがちになるのですが、そこをクローズアップさせてこれだけの感動作に仕上げる作者の文章力が素晴らしいです。
ですっ、っっ!、ああああああ、とか、あまり小説の表現としてお目にかかりたくない台詞ばかりなのですが、これらが良い味を出している小説もあまり類を見ません。個人としては良い意味で裏切られました。

2018年4月29日

読書状況 読み終わった [2018年4月29日]

田辺聖子さんの持つ男性観が、普通の女性の様であったり、または個性の際立つ表現であったりと、短編に出てくる登場人物を通じて変幻自在に読ませてくれます。
特に、ジョゼと虎と~ では、たった25ページの表現の中で、あそこまで世界を構築できるものだと感心したりです。

いつまでも、ジョゼと恒夫が一緒にいてくれればと、心からそう思いました。 

2018年5月2日

読書状況 読み終わった [2018年5月2日]

読了後にまず思ったのは、内容と表紙の絵がシンクロしています。見上げた女性の顔にある心の葛藤が、見事に絵で表現されていました。
本を閉じた後、彼女の笑顔がどんなになっているのかなって思うだけでこの本を手に取って良かったなとしみじみ思います。
物語に特別なアクションがある訳ではありません。本当にどこにでもいそうな、才色ある妹に対する葛藤をもった姉が成長していく過程を丁寧に綴っています。
その普通の描写に、作者独自の独特な文章の言い回しを駆使しています。これがもの凄く上手です。
私は男性読者ですが、覗いても見ることの出来ない、女性の心中を的確に文章で表現しているので、すごく参考になりました。つまり、男性が読んでも文句なしに面白い本なのだということです。
内容はどうあっても、この作家の表現する文章と純粋に出会いたいがために、次の作品も見たくなると思いました。

2018年5月5日

読書状況 読み終わった [2018年5月5日]

連城三紀彦さんの作風に似ています。つまり、秀逸といって差し支えないかと。
両作家に総じて言えることは、結末にしっかり回収してくること。そして、
読者を良い意味で、裏切ることです。
そういう意味ではどの作品も質の高いミステリーに仕上がっております。
ただ、印象に残る作品があまり少なかった感があって、満点評価にならない感です。
どんでん返しのミステリーが好きな方には必読ですよ。

2018年4月7日

読書状況 読み終わった [2018年4月7日]

大作です。
惜しむらくは、主人公の千晶に感情移入しきれなかったこと。
オリオさんの軽いイメージが抜けきれず、千晶さんのイメージも彼と共に良くない方向に行ってしまう感じでした。
それでも、京都や千駄木の談合坂、そしってパリへ。
十分に雰囲気が伝わってきて、それに加えて大きなスケールのミステリーが相伴って物語に厚みが加わっていて、とても読みごたえがあったと思います。
浅学でスミマセンが、実際に、このマルセル盗難事件があったことを知ることが出来ただけでも、本作を手に取った価値はあると思うのです。
ラストはジェットコースター感は否めませんが、作者なりの伏線も回収され、しっかりとまとめ上げてきました。
高村薫作品とダブる作風でしたが、高学歴で階段を上ってきた世俗を知らない女性が、世俗に長けた人物像を書くとこういう作品になる印象です。なので、登場人物に感情移入できれば、文句なしで☆5のスケールの出来栄えだったと思います。

2018年3月23日

読書状況 読み終わった [2018年3月23日]

世界観がものすごく完成されています。
中世のドイツのようなイメージでしょうか。
そこに日本食というテーマで飾っていく物語です。
特に素晴らしいのは、それらの内容に政治的背景や、社会情勢が広大なスケール感で書かれているところです。
なので料理の素晴らしさと相まって、
奥ゆきと、うま味すら伴なってしまった良書だと思います。
たぶんこれからも躊躇なく次回作も手に取ってしまうことでしょう。

読書状況 読み終わった [2017年月]

この小説は、二、三十年前では絶対に手に取れないような内容の作品なのでしょう。
今生きている若者の、問題を抽出した物語だと思います。
内容があまりにも偽者というか嘘ばかりなので、おじさんは読みながらはらはらしてしまうのです。
そういう意味では、まったく知らない今の若者の「暗部」というものに触れることの出来た、貴重な時間だったと思います。
最後に思ったのは、結婚も恋愛も、突然に現れることもあるけど、やはり慎重にね。

2018年3月11日

読書状況 読み終わった [2018年3月11日]

北村薫さんの、フレンドリーで独特な言い回しや表現が好きな私ですが、
ちょっとこの短編集は吐いた毒素が甘口なんだと思います。
もうちょっとそれぞれに、オチ(スパイス)があってもいいかなと。
なので、あまり印象深く記憶にとどまった内容がありませんでした。
もうちょっと影があって毒を含むものを望むなら、もっとエグくてもちゃんと私らファンはついて行きますよ~。

2018年3月7日

読書状況 読み終わった [2018年3月7日]
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