八月十五日に吹く風 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2017年8月9日発売)
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感想 : 106
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★4.0
“終戦の日”と言われる1945年8月15日ではなく、その2年前となる1943年8月15日に纏わる出来事。アッツ島(熱田島)の名前は耳にしたことがあったけれど、キスカ島(鳴神島)と撤退作戦のことは初めて知る。あの圧倒的不利な戦況の中、陸海軍が協力した奇跡のような救出劇があったなんて!まさに、事実は小説より奇なり。そして、その救出劇が戦後の占領政策の方針を変えたことが何とも感慨深く、ひとりでも多くの人に読んでもらいたい1冊。また、登場人物の全員が実在(一部仮名)するので、彼らの著作も読んでみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  ま行
感想投稿日 : 2017年11月19日
読了日 : 2017年11月19日
本棚登録日 : 2017年11月19日

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