にんじん (新潮文庫)

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本棚登録 : 209
レビュー : 21
chiyoさん  ヤ・ラ・ワ行   読み終わった 

★3.5
母親の虐待を受ける末っ子のにんじんが可哀相すぎる。しかも、その方法は巧妙で、周囲を味方につけているから始末が悪い。ただ、母親がいない時の兄姉や父親、名付け親のおじさんが、にんじんに普通に接してくれるのが救い。逆に、にんじんが自発的に残忍な行動を取る時は、少し裏切られたような気持ちになったりも。が、それも日頃の虐待があるが故で、本当にただただ辛い。愛情を欲する姿が切ないけれど、にんじんも作品全体も、語り口調は比較的淡々としたもの。徐々に母親の呪縛から解き放たれていく、にんじんの姿が清々しい限り。

レビュー投稿日
2017年4月29日
読了日
2017年4月29日
本棚登録日
2017年4月29日
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