★3.5
ブクログ献本。"ダークツーリズム"という言葉を本書で初めて知ったけれど、著者の言いたいことやその意義はとてもよく分かる。災害、病気、差別、公害等に見舞われたことは不幸なことではあるものの、その全てを忘れて次に進むのは少し違う気がする。例え痛みが伴っても、負の記憶を継承していくことは大切なことだと思った。ただ、それは部外者だから言えること、と言われてしまうと返す言葉がないのだけれど。本書に紹介された小樽に数年前に行った時、運河と食ばかりを楽しんでしまったので、勿体無いことをしてしまったな、という気持ちになった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・伝記・地理
- 感想投稿日 : 2018年9月17日
- 読了日 : 2018年9月17日
- 本棚登録日 : 2018年9月17日
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