ボクサーは、父さんが形見に遺したグローブをはめ、何でも打った。グローブにはハートが二つ刺繍されていた。町のみんなは応援し、人気者になった。何年も打ち続けて、あらゆるものを破壊した。一人ぼっちになったボクサーは、どうして父さんはボクシングを教えてくれたか考えた。父さんはそのこぶしでみんなの笑顔のために打ち続けたと、わかった。ボクサーは、みんなのために打ち続けるようになった。ボクシングを教えてと言う子どもに、「まず、そのこぶしが何を打つのか考えることが最初のレッスンだ。」と教えた。イランの絵本。(36ページ)
※何のために行動するのか、目的ありきだ。迫力ある油絵がいい。
読書状況:積読
公開設定:公開
カテゴリ:
普通絵本
- 感想投稿日 : 2021年12月26日
- 本棚登録日 : 2021年12月26日
みんなの感想をみる