犬の消えた日 (幻冬舎文庫 犬 1-2)

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本棚登録 : 34
レビュー : 10
著者 :
chizuru4748さん  未設定  読み終わった 

実話をもとに作られた戦争中の犬たちの物語。
戦時下での日本の様子が哀しく伝わってくる。
軍用犬として出征する犬たちの事情が描かれ、
それだけではなく、ペット犬たちまでもが、お国のために献納すべしと集められていたなんて!知らなかった。
犬達は警察に集められ、殺戮され、軍人さんのコートに毛皮が使われ、肉は食用になったと。。。
動物たちの受難と、家族同様に愛する犬を奪われた悲しみに、いたたまれない思いでいっぱいになった。
それだけでなく、重く心に残ったのは、集めた犬たちを殺す役割を担った人の、消えない心の痛み。
あとがきには、
"国の命令で犬を集め、殺戮に立ち会った経験は、記憶の中から消したくても、消すことのできない忌まわしい思い出"と。悲しすぎる。
様々な立場の方達の"伝えなければ"という思いが心に響いた。

レビュー投稿日
2016年8月27日
読了日
2016年8月23日
本棚登録日
2016年8月23日
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