
目次だけでわくわくしていた1冊。しかしながら想像よりもずっとずっと悲しい作品だった。作者レベッカ・ブラウンの母が病(癌)に倒れ亡くなるまでの闘病記のノンフィクションなのだ。身内を癌で亡くしているものとlしては章が進むごとに悪化していく事態に胸が痛かった。確かに数百人の患者の一人で世の中からしたらたいした問題ではないのかもしれないけれど当事者たちにとっては一大事なのだ。ノンフィクションなのだけれど、小説のような雰囲気。あとがきを読むまで創作だと思っていた。大切な人を病気で亡くしている人にとってはとても胸が締め付けられる作品だがとてもよい。
- レビュー投稿日
- 2015年11月20日
- 読了日
- 2015年11月19日
- 本棚登録日
- 2015年11月19日