ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

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本棚登録 : 32505
レビュー : 2234
著者 :
ayaponさん 村上春樹   読み終わった 

3回目。今まではラストのレイコさんとの件がどうにも解せなかったのだけど、あれは二人を死の世界から生の世界へと引き戻す為に必要な行為だったんじゃないかと思えてきた。その前の二人ですき焼きを食べるシーンは、肉を食らうということは生へのどうしようもない衝動なんじゃないかと。死の世界にいる直子ではなく生の世界の象徴たる緑にワタナベが惹かれてしまうのはどうしようもない生への渇望なんだろうなと。「死は生の対極にあるのではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ」蓋し名言。これは生(性)と死の物語なのだ。2011/512

レビュー投稿日
2013年9月4日
読了日
2011年11月11日
本棚登録日
2015年4月24日
4
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『ノルウェイの森 下 (講談社文庫)』にayaponさんがつけたタグ

再読情報 [1回]

  • 2013年9月2日

    再読4回目。敢えて言う。傑作である。何度読んでも読んでも切なさが増す。死の気配が消えない。緑の溢れるエネルギーが物語とワタナベを救う。2013/271

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