科学者・寺田寅彦の随筆集。
身近な出来事や発見を綴った文章は、2行のものから長いものでも3ページくらいで、気軽に読めました。
特に猫についての発見を書いたものが微笑ましくて好きです。
寺田寅彦の物理学者としての視線も芸術家としての視線も味わえます。
日常の中にもまだまだ不思議があふれている。
その不思議を1つ1つ発掘していく科学の原点を見せてくれました。
科学は決して特別なものではなく、誰にとっても身近なものであることに改めて気付かされました。
面白くてついついページをめくる手が止まりませんでした。
自序には「この書の読者への著者の願いは、なるべく心の忙しくない、ゆっくりとした余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたいという事である」…と書かれていましたが、残念ながら今回の私の読書は寺田寅彦の願いに合った読み方ではなかったですね…。
次回は1日1篇ずつ噛みしめつつ読もう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ。
- 感想投稿日 : 2014年8月30日
- 読了日 : 2014年8月23日
- 本棚登録日 : 2014年8月30日
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コメント 2件
kwosaさんのコメント
2014/09/08
すずめさんのコメント
2014/09/08