偽恋愛小説家

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2014年6月20日発売)
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本棚登録 : 507
感想 : 66
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偽疑惑をかけられた新人小説家と彼の担当新米編集者のペアによる、おとぎ話の解体&謎解きストーリー。

著者の「黒猫」シリーズでのポオ作品解体が好きなので、こちらも読んでみました。
よく知られたおとぎ話の解釈は、なかなか黒かったです…といっても、そもそもグリム童話などは恐いお話が多いから黒くなるのも納得。
「アンデルセンが『このウンザリな世の中め』と唾を吐いている最高なロックな小説」が「人魚姫」、との解釈には、従来の人魚姫の悲恋物語のイメージをひっくりかえされました。
よく知られている童話も、見方が変わると面白みも増します。

全体のストーリーは、できすぎている感が否めませんでしたが、そもそもおとぎ話だってできすぎた展開なのだと思ったら、そんなに気にならず読めました。

森晶麿さんの描く探偵役の男性は、みんな容姿端麗かつクレバーかつシニカル…と同じような傾向なのだけれど、それでも目が離せない私はミーハーなのかな…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読みました。
感想投稿日 : 2014年11月15日
読了日 : 2014年11月12日
本棚登録日 : 2014年11月15日

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