少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 (単行本)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年2月27日発売)
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本棚登録 : 479
感想 : 54
2

登美彦氏の作品に似ている…というレビューを拝見し、手に取ってみました。

映画嫌いの主人公・十倉は2浪の大学1年生。
故郷・熊本から上京したものの、食事に困るほどの貧乏暮らしです。
たびたび部屋の中から物が消えることに堪えかねて一人喚いてみたところ、天井裏から清楚で可憐な少女が現れたのでした…。

登場人物たちの暑苦しさ、迷走っぷり、暴走する妄想(略して"暴想")に、大学生の無茶苦茶さを思い出しました。
無茶苦茶なのに真剣なのです。
若者特有の熱量の高さを思い知らされました。
…が、その熱にあてられたのかちょっとくらくらしてしまいました。

後半で明かされる真実やスピード感あふれる展開はおもしろかったのですが、ときどき物語においてきぼりにされてしまったように感じて☆2つ。
大学時代に読んでいたら、もっと楽しめたのかも…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読みました。
感想投稿日 : 2014年8月17日
読了日 : 2014年8月6日
本棚登録日 : 2014年8月17日

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